また、素敵な本に出逢ってしまった。
社会人として、母親として、共感できることが満載
今日読了した本がまた見事なまでに肩の力を抜いてくれる一冊でした。
「あやうく一生懸命生きるところだった」ハ・ワン著
- ゴール目掛けて最短ルートを一生懸命走って行くのもいいけど、たまには寄り道して楽しむのもいいよね。
- 大切なのは結果ではなく、プロセス。
- 他人と比較せず「小さくても確かな幸せ」が大事
読了後は、自分自身の人生に対してふわっと柔らかい毛布で包まれたような感情と、母親としてガツンとハンマーで叩かれたような衝撃がありました。
何かに必死になって頑張ることはとても大事です。その結果掴むことができた「こと」や「もの」は自分をより成長させてくれるだろうし、自身も持たせてくるでしょう。
ですので、何かに一生懸命に取り組むことには大いに賛成です!
ただ、一生懸命頑張ってきたけど「あれ?このままでいいのかな?」と悩むときがあったなら、少し立ち止まってもいいんじゃない?
そんな風に投げかけてくれる本でした。
社会人として、肩の力をスゥっと抜いてくれた
長年勤めていた会社を退職し、これで良かったのかな?といろいろ思うこともある毎日ですが、そんな私の日常に一石を投じてくれた一冊でした。
こうするべき、こうあるべき、こうでなきゃ、そんな肩肘張っていた自分の肩をポ~ンと叩いてもらったような気持ちになれました^^
筆者がこの本を執筆した歳とほぼ同じということもあり、随所にちりばめられた名言が共感の嵐でした!
母として、猛省と再認識をさせてもらった
一社会人としては、とても心を軽やかにしてくれる内容でしたが、母という立場に置いては自分の未熟さを痛感させられた有難い一冊でした。
明確な目標と目的がある行動は、いわば”成就”の領域であり、”楽しみ”ではない
本書にこんな例文が載っていました。
- 目標物に向って最短距離で一目散に駆け寄り、代金を支払う男性のショッピングは効率的だが、どれだけつまらないものか。
- 女性のショッピングは本来の目標も忘れてしまうほどに、あれこれ冷やかしてまわる。もはや無の境地のレベルの楽しさがありそうだ。
偶然の楽しみでいっぱいの目的のない一歩。これこそが人生を豊かにしてくれる醍醐味なのかもしれない。
娘たちには楽しい人生を送ってもらいたい
仕事をずっとやってきていたからか、「効率」というものを非常に重要視してしまうところがあります。そのため、子供たちにも、
- 効率よく勉強するには
- 効率よく出来るようになるには
- 効率よく終わらせるには
効率、効率、効率・・・
そんな効率至上主義の母親の元で育てられている娘たち、、、どれだけつまらなかったことか。息苦しかったことか。娘たちよ・・・ごめん。と自責の念に駆られました(/_;)
ママはあなたたちに効率のいい人生よりも、楽しい人生を送ってほしい
世間の理想とされる最短ルートを効率よく子供に歩ませることは本当にその子にとって幸せか?少し寄り道することが後々の肥やしになることもきっとある。
↑これ、わかっているのに、夢中になるとすぐ忘れてしまう・・・。
小さいときに〇〇をして、小学生になったら〇〇な塾に入って、〇〇な中学もしくは高校に入り、その後は〇〇以上の大学に入って、〇〇系の会社へ入り、〇〇までに結婚することが、必ずしも幸せな人生の最短ルートではない!
気付くと子供のためと言って世間一般でささやかれる理想な道を子供たちに強いてしまいそうになることがまだまだ全然ある私。
人生の先輩としてある程度の道標になることは大切だけど、娘たちの人生の主役は彼女たち自身であり、その道を切り開いていくのも彼女たち自身であり、親は単なる脇役なんだ。ということをもっと自覚しないとです、反省。
また、親として安全な道ばかりを歩ませるのではなく、本人が行ってみたいと望んだ道であれば、例え親が不安や心配に思う道でも「行ってきな!」と送り出せる親になりたい。
そして、もしその道で子どもが進めず振り返ってしまうことがあったら、その時は「大丈夫!大丈夫!なんとかなる!」と言ってあげられる親でになりたいです。
今の私は未熟過ぎるので「こっちは危ない。そっちは道がよくない。」など、そんなこと言っちゃダメだと頭では理解していても、なにかと言ってしまいそうです。
まだまだ親修行が足りないですね( ;∀;)
【心に刺さった言葉その2】
手っ取り早く自分を不幸にする方法は「他人との比較」
これ、ほんとそうですよね。
子育てに関しても、まさにですよね。
他の子との比較は子供も親も不幸にする
意味ないと分かっていても、気付くと他の子と我が子を比べてしまうことがある。子供には、「友達との勝負じゃなくて、昨日の自分との勝負をするんだよ」とか、格好いいこと言ってるくせに…汗
比べられる子供からしたら、たまったもんじゃないですよね( ;∀;)
あなたはあなた。すべてが個性で、すべてが愛おしいんだ!失敗上等!良いとこも悪いとこも全部ひっくるめてママは大好きだよ♪
出産するときに、「男の子でも女の子でも、とにかく元気に生まれてきてくれさえすればそれだけで充分」と思ったあの感情をずっと忘れたくないですね。
親である以上、ウダウダと心配や悩みは尽きないですが、結局のところ「ただそこに居てくれるだけでいい」この一言に尽きます。
現状の小さな幸せをよく見落としてしまう私ですが、今ここに確かな幸せがあることを忘れないようにしないといけないですね。
この先娘たちが道に迷ったり、壁にぶつかったときに、この本が私をすごく気楽にさせてくれたように、私が娘たちの肩の力を緩められるられる存在でありたい!そんな風に思わせてくれる良本でした!
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